『スパーク~前途多難な私の恋愛~』の中で、
なぜ主人公ナムヨンの彼氏ウォンジェは感電した時に別れ話を切り出したのか?
感電した時のタイミングで別れ話をする必要があったのか?
どうしたら泥沼化しないで別れ話をすることができたか?
ウォンジェが感電した時の一方的な別れ話シーンを見て、
なぜ彼氏はこのタイミングで別れ話を切り出したの?と疑問に思ったのでその理由を考察していきたいと思います。
目次(押すとジャンプします)
別れ話シーンのあらすじ(ネタバレ含む)
主人公ナムヨンと彼氏ウォンジェは付き合って7年のカップルで、同棲しています。
ある日異常な部屋の暑さで目が覚め、ボイラーが壊れていたことを発見します。
ウォンジェがボイラーを修理しようとしたところ作業中に感電し、床に倒れてしまいます。
ナムヨンが倒れているウォンジェを見つけ身体を揺すると、目を覚まします。
ウォンジェは目を覚ますと、ナムヨンに『別れよう』『感電した時思い浮かんだのは別の女の人だった』と言って別れを切り出し、『バイバイ』と言ってナムヨンの元を去っていきます。
一方的に別れ話を切り出されたナムヨンは納得がいかず、ウォンジェと話し合いをしようとするもののウォンジェとは連絡が取れない日が続きます。
ナムヨンは吹っ切ろうと色んな人に会うものの、ウォンジェのことが忘れられません。
そんな中、ある飲み会の帰り道にナムヨンが会社に行くとウォンジェが居て二人はようやく会話をするのですが、ウォンジェの新しい彼女を見たナムヨンが怒って出て行ってしまい二人の関係性は悪化してしまう、、、。
結局、カップルの中でほぼ話し合いはされることなくウォンジェの一方的な別れ話で二人は別れます。
なぜ別れ話を切り出すことは難しいのか?
なぜきちんと話し合いをしないまま他の人との交際を始めてしまうのか?
交際相手と別れたいと思っている人の心情について考えさせられるシーンです。。
別れ話を切り出した経験がある人は、
【考察】彼氏が感電した時に別れ話を切り出した理由
一見、一方的に別れを切り出した彼氏ウォンジェがとんでもなく冷たい人のように見えますが、そうせざるを得なかった理由や事情があったのかもしれません。
ウォンジェが感電したタイミングでナムヨンに別れを告げた理由と、
その理由だと仮定した場合にどうしたら泥沼の別れ話の結末を避けることができたか、を考察していきます。
別れ話を切り出すタイミングをずっと探してた
ウォンジェは別れ話をいつ切り出そうかそのタイミングをずっと探してたことが考えられます。
実際に、2人が会社で少し話した時のナムヨンの
「もし感電してなくても、私と別れてた?」
という質問に対し、ウォンジェは
「きっかけを待ってた。別れられる…」と答えています。
続いて、ナムヨンが「たったの10秒だった」(感電して倒れてから目が覚めて別れたいというまで)と言うと、
「それは違う。7年間分の10秒だ」とウォンジェは言います。
このやりとりから、ウォンジェは7年間ナムヨンと一緒に過ごしてきて徐々に別れたいという気持ちが心の中に芽生えて来ていたことが推測できます。
そして、感電した時に他の女の人を思い浮かべたという出来事をきっかけに、ナムヨンに対する気持ちが自分の中にはもう無いとはっきり自覚したのだと思います。
これまでも別れをよぎった事は何度かあったと思いますが、ナムヨンの反応を見るにウォンジェが別れ話をしたことは一度もなさそうです。
その背景には、本気で別れようとまで思える”何か”確証のようなものは見つけられなかったからなのではないかと思います。
しかし、今回の感電をきっかけにナムヨンにもう気持ちが無いことが確信に変わったため、このタイミングで別れ話をしたのだと思いました。
別れたくなった原因は2人の関係がマンネリ化したから
なぜウォンジェはナムヨンと別れたいと思うようになっていったのでしょうか?
「7年分の10秒だ」という言葉にあるように一緒に過ごしてきた7年の年月の中でナムヨンに対する気持ちが変化していったと考えられます。
一番の原因は、2人の関係のマンネリ化だと思います。
二人は7年という長い期間交際しているだけでなく、同じ会社の同じ部署で働いていて、同じ家に住んでいます。
恋人として一緒に時間を過ごし、会社では同じ部署で同僚として一緒に時間を過ごし、家でも一緒に時間を過ごしてきた二人。
それだけ一緒の時間を過ごしているとこれまで知らなかったお互いのことや新たな一面をどんどん知れるようになり、新鮮さは薄れていきます。
そして会社でも一緒、家でも一緒だと距離感が近すぎて、同僚として、恋人として良い部分も嫌な部分もはっきり見えてきます。
一緒にいる時間が長く距離感が近すぎたことで2人の関係がマンネリ化し、ウォンジェのナムヨンに対する不満が溜まり、愛情が薄れていってしまったことが考えられます。
【考察】別れ話が泥沼化してしまった原因とは
ウォンジェとナムヨンは偶然再会し別れ話について話し合おうとしますが、別れ話が泥沼化してしまいます。。
ナムヨンとウォンジェの別れ話が泥沼化してしまった原因は、
ウォンジェの新しい彼女とナムヨンが遭遇してしまったから
だと思います。
ナムヨンはウォンジェの一方的な別れ話に全然納得できす何度も話し合いをしようと試みるものの、ウォンジェは姿を消したまま会社にも家にも戻ってきません。
しかし、納得できなくてもナムヨンは他の人と会って話をしようとしたり、新しく会った男の人と飲みに行ったり、別れ話をされた心のダメージをなんとかしようと前に進めるような行動をとっていきました。
そして感情的になっていたナムヨンに少しだけ考える余裕ができた中で、ウォンジェと会社で偶然再会し、2人は別れ話について話すことになったんですね。
2人きりでの話し合いの中でナムヨンはウォンジェに、はっきりと別れを告げられました。
ずっと別れられるきっかけを探してたという言葉に深く傷つくナムヨンですが、ここまでは普通のカップルの別れ話という感じでした。
問題はその後です。
「こんな状況じゃあなた帰れないでしょ?」
とウォンジェのことを気遣って、新しい彼女が会社の部屋の奥から枕と毛布のようなものを持ってでてきました。
ここでナムヨンの怒りが爆発ー!!
ナムヨンにさらに追い打ちをかけるような出来事が。
新しい彼女がナムヨンを気にして、「いたんですね」「また来ます」と言うと、
ウォンジェが「行かなくていい」「俺の恋人だろ」「謝るな」と引き止めたんですよね。
ナムヨンは傷ついて怒鳴って近くに会ったコップを床に投げつけて、やけくそ気味に会社を出て行ってしまいました。
きちんと別れ話もできてない状態で、ナムヨンとウォンジェの新しい彼女が鉢合わせしてしまったこと、ウォンジェが新しい彼女を守るような行動を取ったことが問題だったと思いました。
【考察】どうずれば別れ話が泥沼化するのを避けられたのか
ウォンジェはナムヨンと新しい彼女が鉢合わせしてしまった時に、
新しい彼女には帰ってもらうべきだった
その日の内にナムヨンと別れ話の続きをしてきっぱり別れるべきだった
と思います。
ウォンジェは一方的に別れの後ナムヨンと向き合うことからずっと逃げ続けてきました。
電話も無視、メールも無視、姿をくらまして隠れていました。
しかし、ナムヨンと偶然再会してウォンジェはナムヨンと向き合い自分の本心を少し伝えることができたわけです。
「ずっと別れたいと思っていたこと」「これまでのナムヨンへの愛の言葉は本物だったこと」
色々ツッコミどころがありそうなセリフですが、
ナムヨンから逃げ続けて一方的に関係を絶つよりかは本心を伝える方がはるかに良いと私は思いました。
ウォンジェとナムヨンが再会したことは、二人にとって本音を話すチャンスだったと思います。。
新しい彼女と鉢合わせした時には、席を外してもらって二人の別れ話を続けるべきでした。
どうせ別れる気持ちが固まってるならこのままナムヨンと別れ話を続けて、
たとえナムヨンが納得できなくてもこの日の内にお互いの本音を話し合った上できっぱり別れたら良かったのではないかなと思います。
きちんと別れ話もないまま新しい彼女と遭遇するのは元カノからしてみたらありえないくらい嫌なことなので、
遭遇した時にすぐに新しい彼女を帰らせれば泥沼化する可能性を少し減らせたんじゃないかな。
でも、すぐに新しい彼女を帰らせて、新しい彼女を守るひと言を付け加えてなければ、
ナムヨンはコップ投げつけるぐらいまでは怒らなかったかもしれないですね!
感電した時の別れシーンの感想
ウォンジェが感電した時の別れシーン。
目覚めてから「別れよう」って言うまでの早さと別れる時の軽さにびっくりしました。
ウォンジェが別れようって一方的に言った後に
軽い感じで『アンニョン(バイバイ)』ってヒラヒラ手を振る姿。
軽すぎー!!1人で勝手に終わらせるなー!!
ってナムヨンに同情しました。
その後も全然連絡つかないし、あの手この手でナムヨンと向き合うことから逃げようとするウォンジェにはびっくり。
ナムヨンと新しい彼女とが鉢合わせした時に、帰ろうとする新しい彼女を引き止めた時もなんで引き止めるの?って不思議でした。
新しい彼女を愛してるから表現したくて引き止めたのかもしれないけど、
新しい彼女からしてみたら彼氏と彼氏の元カノと3人でいる状況ってただただ気まずいだけだと思うし、元カノときちんと別れてほしいって思う気がするけどなぁって思いました。
まとめ
「KBSスペシャル」の短編ドラマ『スパーク~前途多難な私の恋愛~』のウォンジェが感電した時に別れを切り出した理由についての考察を書きました。
ここまで読んでくださりありがとうございました♪